(解説)仏具の処分方法に関するアレコレ

経机の画像 仏具

突然ですが、お仏壇の処分をすることになった場合を想像してみましょう。お仏壇本体はご供養が必要ですから専門の会社さんやお寺さまに依頼を致します。

しかし、本体以外のお仏具についてはどうでしょうか?わざわざ専門の会社さんに依頼しないといけないのか?疑問に思ったことはないでしょうか?

本記事をご覧いただければ、お仏具の取り扱い方、処分の方法などが分かるようになります。また、お持ちのお仏具によっては、買い取ってもらえるものがあるかもしれません。

専門の会社さんに依頼したりお寺さまに依頼すれば、新たに費用が発生します。この機会にお仏具はどんなものがあるかをご理解頂き、ご自身に合った方法を考えられてはいかがでしょうか。

本記事で伝えたいポイントを先取り

  1. お金を掛けずに実施①地元のクリーンセンターに持ち込む
  2. お金を掛けずに実施②リサイクルショップに持ち込む
  3. お金を掛けずに実施③フリマアプリを活用する
  4. お近くのお寺さまに自分で連絡して供養をしてもらうよう交渉しましょう!
  5. 必要最低限の魂抜き(遷物法要)のみの依頼に留めましょう!

お仏具の種類を素材別に見てみよう!

お仏具を素材別に分けてみましょう!まず1番多くあるのはなんでしょうか?一般的に一通り揃っている状態であれば、陶器類が多いでしょう。

次いで、木で出来ているモノや真鍮といって合金で出来ているモノがあるはずです。その他、金で出来ているモノが含まれていることもあります。

この中で、見分けがつきにくいのは、陶器と真鍮です。素人目には、どっちがどっちか判り辛いため、注意が必要です。

買取、売ることが難しい木材、陶器類

素材別にお仏具を確認いただいたところで、素材によってどういう分け方をすれば良いかを説明致します。

まず、基本的に処分する以外に方法がないモノとしまして、木材と陶器類になります。木材は、材質自体に価値が無いため、売ることはおろか、処分するのに費用がかかってしまいます。

陶器類についても同様です。例え、まだ使えるキレイなモノであっても難しいでしょう。インターネットでお仏具類が販売されているのを見ますと、新品が非常に安価で売られています。

そのため、中古品であれば売れる値段にならないのが、現在の日本です。木材や陶器類は捨てるようにしましょう。

買取してもらいやすい真鍮、金類

反対に、真鍮と金類であれば、素材自体に価値があるため、それらは売ることが可能です。長年利用して汚い状態であっても大丈夫です。

もし、キレイな状態であれば、素材以上の価値があり、そのもの自体を欲しいと思う方もいるでしょう。

幾らぐらいで売れるかについては、大体がグラム幾らといった計算の仕方で決まります。重さによって買取価格が異なりますので、詳しくは知りたい方は、「真鍮 グラム幾ら?」とインターネットで調べれば分かるようになっています。

ただし、時期によっても金額は変動するため、その点はご注意ください。

ご本尊などコレクション類

本章の最後に、素材別ではありませんが、コレクションになりそうにモノについてもお話し致します。

仏像、銅像などは、コレクションとして集めている人がいます。日本だけだなく、世界中で仏教に興味のある方は大勢いますので、そのような方が集めているのです。

だから、一般的には売れないモノであってもコレクションとして集めていそうなモノは、確認しておきましょう!

坊さんの画像

お仏具の処分方法3選

粗大ゴミに出す

お仏具の種類が確認出来ましたら、実際に処分する方法、買い取ってもらう方法をそれぞれ見ていきましょう!

まず、買い取ってもらえないモノの処分方法についてです。基本的には、一般の家庭ゴミ、粗大ゴミでの処分になります。

木材や陶器類が主になりますので、粗大ゴミで陶器類は処分し、木材はサイズによっては一般ゴミで十分でしょう。木材が大きなモノであれば、近隣のクリーンセンターに持ち込んでもいいでしょう。

ただし、クリーンセンターによっては、仏具と分かるようなモノは引き取ってもらえないことがあります。ですから、事前に確認はしておいた方がいいかと思います。

もし、引き取ってもらえない場合は、解体した上で持っていきましょう。

個人間オークションサイトに出す

続いて、売れそうなモノについては、一度個人のオークションサイトで販売してみるのがいいでしょう。

大抵が、素材自体に価値があるだけでは売れず、保存状態の良さも必要です。キレイな状態であれば、意外に高く売れるモノがあるかもしれません。

状態の悪いモノがありましたら、それらを手入れすることで、場合によってはキレイさを取り戻せるかもしれません。

具体的なクリーンニング方法については、また別の記事でお伝えしてますので、気になる方はそちらを確認ください。

特に、仏像、銅像は試してみる価値がありますので、この機会にいかがでしょうか。

素材自体に価値のあるものは買取に出す

素材自体に価値がある真鍮や金については、個人オークションで購入してもらえるかは出品してみないと分かりません。

もし、お仏具が一式揃っていて全てが真鍮や金であれば、これからお仏壇を購入する方が仏具は中古のキレイな物を購入しようと考えている場合に、購入される可能性があるでしょう。

個人間オークションの出品で売れない場合は、買取業者に見に来てもらったり、素材ごとにグラム幾らで引き取ってもらえる業者に依頼しましょう。

お仏具の処分を依頼すると幾らかかる?

目安の金額は一式数千円ほど

お仏具を業者に引き取ってもらうとなると幾らほどかかってくるか見ていきましょう。

もし、お金に変わるとはいえ、お仏具をそのような方法で買い取ってもらうのは、お気持ち的に心苦しい。。。とお考えの方は、これからお話しすることを参考にしていただければと思います。

まず、お仏壇処分の業者にお仏具も引き取ってもらう場合、およその目安として2000〜5000円くらいの費用がかかってきます。

お仏具の中のモノにもよりますが、経机と言ってお供物や花瓶を置く木の台が大きければ、それ以上の費用がかかる場合もあります。

引き取ってもらうモノを選別して安く済ませる

ですから、なるべく費用を抑えたい方でしたら、引き取ってもらうモノを選んで、自分が処分できるものと業者に引き取ってもらうモノを分けてみましょう。

主に大きくなればなるほど費用はかかってきますので、大きくて自分で捨てられるモノは自分で捨てましょう。また、粗大ゴミに出してもお気持ち的に問題ないモノは自分で処分するという選択でも構いません。

自分で処分すれば費用はかかりませんが、業者に依頼すれば数千円かかります。少しでも安くなれば幸いです。

場合によっては無料で引き取りもありえる

専門業者に引き取ってもらう場合は、数千円の費用がかかると言いましたが、それを無料で済ませる方法が無きにしも非ずです。

それは、お仏壇と一緒にお仏具も処分を依頼する際に、お仏具の処分費を割り引いてもらうよう交渉することです。

お仏具の処分は、実は業者側は大した費用がかかりません。お仏具の引き取りを無料にしても、お仏壇じまいを自社に依頼してもらう方を選ぶのです。

ですから、依頼する際は交渉して無料にしてもらうという方法もお試しください。

ご自身に合ったお仏具処分を今一度考えよう!

金仏壇の画像

いかがでしたでしょうか。お仏具はしっかり理解すれば、費用が発生するモノだったのがお金を生むモノへと変わります。

心理的に買い取ってもらうのは心苦しいという方でなければ、本記事をご参考頂き、ぜひ一度お試しください。

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